この度は、広島国語屋本舗 現古館のHPにご訪問くださり、誠にありがとうございます。

現古館は、「国語屋本舗」を名乗っている以上、国語を専門に指導する塾です。

当然のことながら、国語指導については一家言どころか百家言あります。

しかし、この場でお伝えしたいことは2つだけです。

国語の「解の原則」、ご存じですか?

「解の原則」を身につけるための演習時間、とれてますか?

さて、私のご挨拶文を読んでくださっている方全員がそうだと思うのですが、国語のテストは受けたことがありますよね。

テストは、受験者の能力の習熟度を適切に測るためのものですから、必ず答えは一つに定まるはずですし、そうでないと困ってしまいます。

『1+1=2か。う~ん・・・。田んぼの田でも正解!』

ありえません。

けれども、国語においては上の例と同じような言説を耳にすることがあります。

『国語の答えは人それぞれ。十人十色!』

このような誤解が盛んに喧伝されてしまう最大の理由が、「解の原則」への無理解なんですね。

キャッチボールをするなら、まずグローブをはめなくてはいけません。

ただし、はめるだけで不思議とキャッチボールが上手くなるグローブなんてありません。

準備が整った後は、継続した訓練あるのみです。

確かに、英語や数学と比べて、国語は演習時間を割き辛い科目だとは思います。

なぜなら、何をやっていいか、どうやっていいか、どれくらいやっていいかが分からないからです。

けれども、分からなければ分かる人に聴けばよいだけ。

真っ当な指導者のもとに付き、適切な訓練をしていただきたい。

真っ当な指導者と言いました。

手前味噌ではありますが、私もその一人です。

より多くの生徒の国語学習を支えられる場となっていければ幸甚です。

                                  2020年12月 

広島国語屋本舗 現古館館長 小林奎太