知的素地を育てる

日曜日の大津市、京都駅から2駅10分200円という衝撃。

広島国語屋本舗 現古館・館長の小林です。

先日、全国の実力派個人塾塾長が集まる勉強会に出席してきました。

講演内容は大きく分けて3つあったのですが、その内の一つが子どもたちの指導に大きく関わる内容でしたので、ご共有致します。

指先と恋々ではなく

「指先と恋々」という少女漫画が人気ですね。

私はおススメされたものをたいてい読んでしまうので、例に漏れずこの作品も目を通しましたが、なかなか良いものですね…。

とても胸がきゅんきゅん(死語)しました。

いや、そうではなく、今回ご共有したいのは、「指先能力」のお話です。

講演者はジーニアスたけのこ会の諌山静香先生。

「数と図形の融合教育」を発案した小林茂広博士に師事され、幼児教育を30年以上実践されてきた、まごうことなきプロフェッショナルです。

生徒さんが県外からも新幹線に乗って通ってくるという、怪物級の個人塾の塾長先生ですね。

何度か勉強会でお話したことがあるのですが、本当にパワフルな先生で、こちらも自然と背筋が伸びます。(たけのこだけに)

幼児教育の、算数教育のプロフェッショナルなので、私とは身を置く畑が違う先生なのですが、大変刺激的な内容でした。


諌山先生のおっしゃる「指先能力」は、

狭義に捉えると 〈箸を正しくもったり、鉛筆やハサミなどの文房具を正しく扱える能力〉であり、

広義に捉えると 〈生活の中での実体験に基づいて形成された概念把握能力〉ということになります。

これを身につけるために、数理色板や数理積木を利用したレッスンや、視機能を育てるレッスン、間違い探しなど、様々なプログラムを実践されています。

実際に私も体験してみたのですが、本当に難しい…。

「習うより慣れろ」と諌山先生もおっしゃっていましたが、こうした数感を鍛える訓練を日々している子どもたちに、私は全くかなわないんだろうなと感じました。

知識詰め込みよりも、「根っこ」を育てるということ。

これを心理学用語で「レディネス」と申しますが、知的素地を形作る経験の積み重ねは本当に大切ですね。

国語における知的素地の育て方

では、国語における知的素地はどのようにして育てればよいでしょうか。

結論から申し上げますと、「様々な文化作品に触れる」という方法が一番おススメです。

それは音楽であれ、絵画であれ、映画であれ、文章であれ。

様々な体験、疑似体験が、五感を通して知的素地を形作ってくれます。

国語においては、「知っている」が何よりもの強みになります。

というよりむしろ、「知らない」が何よりものウィークポイントになります。

たしかに、「常識」を身につけるための、以下のようなテキストも存在しますよ?

安心と信頼のふくしま式。指導者の力量は必要です。

ただ、やはり実際に目で見た、耳で聞いた、鼻でかいだ、舌で味わった、肌で感じた経験は、記憶の定着のしやすさ、関連付けやすさという点で重要ですからね。

自分の世界を広げる作業は、国語の実力を上げる上でも必須ですし、これからの時代を幸せに生きる上でも大前提となっています。

諌山先生は「人生に近い力」という表現をされていましたが、私は国語の実力を上げるツールとして、幸せな人生を送るための基礎体力づくりとして、様々な文化作品に触れる機会を作ってあげたいと思っています。

そうした生徒たちの世界を広げるきっかけとなるような講座を今考えています。

続報をご期待ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

前の記事

単科塾の責任

次の記事

GWに国語学習を?