適切な負荷

広島国語屋本舗 現古館・館長の小林です。

この時期の広島県の中学生は、「詩の鑑賞」を学び始めますね。

各学年の入り口で詩をやるわけですが、実はこれ、ちゃんとやると相当難しいんですよね。

大学入学共通テスト対策の世界においても、「詩+同一作者による随筆」の形式は注目を浴びていましたから、今後「詩の鑑賞」は重要な要素になってくることが考えられます。

もちろん、入試の世界で出題される「詩の鑑賞」には、答えを1つにするための誘導や工夫が凝らされますから、書いてあることを精確に捉えれば問題なく解答はできます。

しかし、それだけでは少し物足りません。

レベルはどれだけ高くてもいい。

先につながる勉強であれば、適切な負荷はかけてあげなくてはいけないというのが私の考えです。

ですから、中学生になりたての12~13歳にも、私は以下のような資料を使って授業をします。

書いてある内容はなかなか小難しいです。

けれども、この内容をかみ砕いてかみ砕いて。

かみ砕いたあと口移しするほどに丁寧に説明をしていくと、難しい内容でも彼ら彼女らは理解できるんですね。

適切な負荷をかけ、知的レベルを引き上げながらも、ついてこれるように調整すること。

これは講師の腕次第ですね。