好ましい学習姿勢
広島国語屋本舗 現古館・館長の小林です。
講習期の塾講師というものは、だんだんとやせ細っていき、ご飯ものどを通らない…なんてことがよくあるのですが、ご飯は三食きちんといただいている今日この頃。
ありがたいことに面談をさせていただく機会も多く、いろんな方と楽しくおしゃべりをさせていただいています。
私ものんびりした性質の人間ですから、「怖い」と言われることはまずもってないのですが、「あること」を言われたときだけは、ぴしゃりとした返答をしています。
うちの子は内気なので質問にいけるかどうか不安で…。
こう言われたとき、私は必ず「困ります」とお返ししています。
内気さゆえに発言がしづらかったり、質問に行きづらかったり。
そういうことがあるのは最もですし、そのこと自体を問題とするつもりは全くありません。
けれども、その性質を学習の場面で発揮してしまうと、自分にとって損しかないですよね。
「手がかからない子」の抱える問題を、教育の現場は見落としてしまいがちですが、現古館においては「手がかからない」ことは悪だと言い切ってしまってもいいかもしれません。
ですから、私は生徒たちに「厚かましく、図々しくありなさい」と伝えています。
分からないところは分かるまで質問に来ればいいし、記述解答の添削は隙あらばお願いに来てください、と。
前のめりになって自分の実力を高めようという姿勢。
なんでも利用して自分の実力を高めようという姿勢。
それこそ好ましい学習姿勢です。